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Step.17 授業の進度に合わせて学習すべし!【電験三種~不動の法則~】
合格を導く20のステップ
2025.01.24
あしたの「主任技術者」のために
電験三種の受験者は、初めて挑戦する「ビギナー」から、何度も対峙している「エキスパート」まで、そのレベルは多岐にわたっている。だが、試験自体は小学生のときから経験し、複数の科目について、枚挙にいとまがないほど対策に取り組んできたはず。そのため、独自の方法で受験のコツが身についていると推測できる。
しかし、国家資格となると話は別。範囲が広く、出題パターンも独特なため、その試験にマッチした対策が要求される。
そこで「合格を導く20のステップ」だ。栄冠をつかむために、どのように取り組むべきか。そのメソッドを紹介していく。
あしたのために、さあ、いまこそ立ち上がろう!
Step.17 授業の進度に合わせて学習すべし!
高校生はもちろん、大学生や専門学校生など、学生の受験者にとって特権となる学習方法が「授業の進度に合わせた学習」である。
電験三種の取得を目指す受験者は「電気主任技術者認定校」に通っているケースが多いと思うが、認定校では電気主任技術者に必要な基礎知識がカリキュラムとして組み込まれている。つまり、授業で触れるということだ。
電験三種の予習、復習を効果的に組み込むと、電験三種の合格はもちろん、学校の成績アップにもつながる(図1)。まさに、一石二鳥の学習パターンとなる。時間的な余裕がある学生時代に、ぜひ、電験三種にチャレンジしてほしい。
プロフィール
不動弘幸(ふどう・ひろゆき)
技術士事務所を経営する傍ら、資格試験の講師として全国各地を駆けめぐる合格案内人。電気分野を中心に、さまざまな資格に精通し、独自に確立した合格メソッドは多くの受験者から絶大な支持を得ている。オーム社が主催する「電験三種突破研究会」では約40年にわたって電力の講師を務め、合格者の輩出に全身全霊を傾けた。通称「ミスター電験」。
(撮影協力/一般財団法人 関東電気保安協会)
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